学術相談(技術相談) / 共同研究 / 受託研究 / 受託研究員
国立天文台との連携には、学術相談(技術相談)、共同研究、受託研究、および受託研究員があります。
研究者・技術者とのマッチング
「国立天文台が持っている技術について相談したいが、担当者がわからない」「国立天文台の知財を利用したい」といった場合、産業連携室が窓口となって適切な研究者・技術者(以下、台内研究者等と表記)を紹介します。マッチングのための相談は、無料で実施します。
国立天文台では経済安全保障に関する適切な技術管理を行っています。
学術相談(技術相談)
企業等からの委託を受け、台内研究者等が特定の課題に対して相談・指導を行う制度です。ただし、学術相談(技術相談)で取り扱う情報は公開情報に限ります。論文未発表・特許出願準備中などの非公開情報の取り扱いやデータ開示を伴う場合は、共同研究あるいは受託研究となります。
- ご負担いただく経費
- 直接経費:学術相談(技術相談)を行うために必要となる謝金、旅費、消耗品費、光熱水料、人件費などの経費
- 間接経費:直接経費の10%
- 連携の手続き
- 学術相談(技術相談)の概要を、国立天文台産業連携室 にお知らせください。学術相談(技術相談)に該当するか、共同研究・受託研究に該当するかを判断させていただきます。
- 学術相談(技術相談)に該当する場合は、学術相談申込書兼受託書 を国立天文台産業連携室にご提出いただきます。必要な経費については、産業連携室及び学術相談・技術指導を担当する台内研究者等との協議に基づいて決定します。
- 規程・様式
共同研究
企業等の研究者と台内研究者等とが、共通の課題について対等の立場で共同して研究を行う制度です。
- ご負担いただく経費
- 直接経費:共同研究を行うために必要となる旅費、謝金、設備費、消耗品費、光熱水料等、共同研究のために雇用される者がいる場合はその人件費などの経費
- 産学官連携推進経費 :直接経費の30%。自然科学研究機構が行う産業連携活動に必要な経費に充当します。
- 民間等共同研究員を国立天文台に派遣する場合、そのために必要な経費(年額440,000円 ※6ヶ月以内の場合は220,000円)
- 連携の手続き
- 共同研究の概要を、国立天文台産業連携室にお知らせください。必要に応じて、台内研究者等とのマッチングを行います。
- 共同研究の内容について、台内研究者とよくご相談ください。その際、自然科学研究機構共同研究規程をご確認ください。
- 共同研究の内容が決まったら、共同研究申請書、共同研究契約書、秘密保持契約書を作成の上、国立天文台産業連携室までご提出いただきます。
- 規程・様式
受託研究
企業等から特定の研究課題について国立天文台が委託を受け、委託者の経費を使用して台内研究者等が研究を行い、その成果を委託者に報告する制度です。
- ご負担いただく経費
- 直接経費:研究を行うために必要となる謝金、旅費、設備費、消耗品費、光熱水料等、受託研究のために雇用される者がいればその人件費などの経費
- 間接経費:直接経費の30%で、自然科学研究機構が行う産業連携活動に必要な経費に充当します。
- 連携の手続き
- 受託研究の概要を、国立天文台産業連携室にお知らせください。必要に応じて、台内研究者等とのマッチングを行います。
- 受託研究の内容について、台内研究者等とよくご相談ください。その際、自然科学研究機構受託研究規程をご確認ください。
- 受託研究の内容が決まったら、受託研究申請書、受託研究契約書を作成の上、国立天文台産業連携室までご提出いただきます。
- 研究完了後、成果を委託した企業に報告します。受託研究の結果生じた発明については、原則として自然科学研究機構に帰属することとなります。特許の実施等については、委託者のご要望を踏まえて個別に対応させていただきます。
- 規程・様式
受託研究員
国立天文台が企業等からの現職の技術者及び研究者を受け入れ、台内研究者等から研究の指導を受けていただく機会を提供し、その能力の向上を図る制度です。
- 受け入れ資格
現在、企業等において技術者又は研究者としての職務に従事していること。学校教育法(昭和22年法律第26号)第102条本文で定める大学院に入学することができる者、又は機構がこれに準ずる学力を有すると認めた者。
- 研究期間
受入決定日から1年以内。ただし、機構が研究期間の延長が必要と認める場合は延長可能
- ご負担いただく経費
受託研究員等規程別表1のとおり
- 連携の手続き
- 受託研究員制度を活用して行いたい研究の概要を、国立天文台産業連携室にお知らせください。必要に応じて、台内研究者等とのマッチングを行います。
- 研究の内容について、台内研究者等とよくご相談ください。
- 受託研究員等の正式な申し込みは,委託者が研究開始の1か月前までに所定の受託研究員等申込書に推薦書及び履歴書を添えて,国立天文台長に提出します。申し込み後,委託者に受託研究員の受入れを許可した旨の通知をします。
- 規程・様式